インドと日本を結ぶ主要な直行便のひとつが、エアインディアの羽田〜デリー路線です。便名は往路AI357便、復路AI358便。
近年はエアインディアの運航に関するニュースや、ちょっとしたトラブルが報じられることもあり、「本当に大丈夫なの?」と不安を抱く方も多いでしょう。
正直に言うと、筆者も搭乗前はかなり不安を感じていました。機材はボーイング787ですが、かなり年季の入った機体。座席やモニターの状態に「大丈夫かな…」と思う瞬間が多々ありました。
それでも実際に乗ってみると、他の航空会社では味わえない「インドらしさ」に触れられる独特な体験ができました。今回は、羽田空港でのチェックインからデリー到着、そして帰路のAI358便まで、実際の搭乗記をお届けします。
\ 旅行・ビジネスで飛行機乗る際は! /
まずは羽田空港でチェックイン!

フライトはお昼発。羽田空港国際線ターミナルに到着すると、すでに多くのインド人乗客が列を作っていました。エアインディアのチェックインカウンターは、他社に比べるとやや混雑している印象。
乗客もほとんどがインド人やビジネス利用の外国人で、日本人乗客は少なめでした。
預け荷物は問題なくスムーズに処理され、搭乗券を受け取ってセキュリティへ。出国手続きを終えると、いよいよ搭乗ゲートへ向かいます。
AI357便とAI358便の運航機材

AI357便に投入されているのは、ボーイング787-8(ドリームライナー)。
ただし、最新鋭の機材ではなく、導入からかなり時間が経過しており、機内の年季は否めません。
近年エアインディアはA350の導入を進めていますが、羽田線にはまだ投入されておらず、古めのB787が使われ続けているのが現状です。
まずはAI357便に搭乗!

座席について


座席は3-3-3配列のエコノミークラス。足元もそこまで狭くありませんが、クッション性はやや硬めで長時間のフライトでは腰に負担がかかります。
機内に入った瞬間から「インドらしさ」を感じるのが特徴。シートカバーやカラーリングはインドの伝統色を意識したデザインで、独特の雰囲気がありました。
機内食はカレーかチキンを選択可能

離陸からしばらくすると、機内食が提供されます。メニューは「カレー」か「チキン」を選択できました。
今回はチキンを選択。辛さは控えめに調整されているので、日本人でも食べやすく仕上げられていました。デザートもインドらしい甘めの仕上げ。美味しくはないです(笑)

着陸2時間前にはガトーショコラと何かよく分からないマヨネーズサンドのようなもの?(笑)が配られました。
モニターも付いているけど・・・

各座席にパーソナルモニターはありますが、かなり古いタイプ。
画質は粗く、操作も鈍い。さらにリモコンのボタンが反応しにくいものもあり、映画や音楽を楽しむのは少しストレスを感じます。

さらに驚いたのは、モニター枠のネジが外れかけていたり、リクライニングがガタついたりすること。安全性に問題はないのかもしれませんが、初めて乗る人には不安を抱かせる要素になるでしょう。
インディラガンディー国際に到着!

約9時間のフライトを終え、デリーに到着!
空港内はインドらしい装飾が施されており、アジアとヨーロッパの中間的な雰囲気を感じさせます。到着ロビーに出ると、タクシーや送迎のスタッフが一斉に声をかけてくるのもインドらしさのひとつです。
帰りはAI358便に搭乗!


デリーでの滞在を終え、復路はAI358のデリー羽田便に搭乗しました。
機材は往路と同じB787。座席、モニター、サービスもほぼ同じ内容で、新鮮味はなし。

復路の機内食は「チキン」しか選べませんでした。とにかく味がせず美味しくなかったです(笑)
まとめ

機材|機材は往路と同じB787。
機内食|機内食は「チキン」のみ
印象|変わらず新鮮味はなし。
今回、羽田〜デリー間のエアインディア便(AI357便・AI358便)を利用しましたが、率直な感想としては「また乗りたいかと言われると少し微妙」です。
「快適に移動したい」という方には正直おすすめしづらいですが、「インドらしさを体験してみたい」「安く直行便を利用したい」という方には良い経験になるでしょう。
筆者自身、「もう一度乗りたいか?」と問われれば答えは「乗りたくない」が正直な気持ちです。
ただし、一度乗ってみてこそわかる体験も多く、結果的には「いい意味で忘れられないフライト」になりました。
\ 旅行・ビジネスで飛行機乗る際は! /

